先生のおはなし

神様に助けられた命

「卵巣に腫瘍のようなものがあります。すぐに大きな病院を紹介しますので」。結婚して半年が過ぎたころ、妻に妊娠の兆候があった。うれしくて、はやる気持ちを抑えながら受けた診察だったが、医師からの予期しない言葉に私たちは動揺した。しかしそれは、これから始まる紆余曲折の序章に過ぎなかった。
先生のおはなし

言葉を生む心

日々の暮らしの中で発せられる「言葉」はどこから生まれてくるのだろう。私は小学5年生の時、交通事故で重傷を負った。一命を取り留め、集中治療室から一般病棟へ移った時、加害者の青年は震える声で「ごめんね」と謝った。その時私の口から出た言葉は、周囲を驚かせ、青年と家族を救った。その言葉とは…?
ちょっと一息「こころの散歩道」

銀座のお漬け物

漬け物が苦手な娘は、夕食の時間になると、漬け物好きのおばあちゃんといつも言い争いをしていた。そんな娘も、東京の大学に入学が決まり、引っ越して行った。一人暮らしをするために巣立っていく娘の姿に、私は複雑な気持ちになった。
ちょっと一息「こころの散歩道」

ミツバチさん

「ミツバチがいなかったら、人類は4年しか生存できない」と、アインシュタインは言ったとか。趣味でミツバチを飼っている私、世間の反応はあまり良くない。ニホンミツバチを飼うようになったきっかけは、友人の一言からだったのだが…。
ちょっと一息「こころの散歩道」

笑うこと

子供の頃からずっと、周囲の友達に「あんたは変わってるな~」と、なぜか言われてきた私。「あんたはいつも元気そうやね」とも言われる私だが、すごく落ち込んでいる時があった。ある日、行った先の美容室で、美容師さんと話すうちに、笑うことの大切さに気付かされたのだった。
ちょっと一息「こころの散歩道」

五十肩になりまして

「ああ、これはこれは。立派な五十肩だ」。床の拭き掃除をしていて、右肩から二の腕の辺りを突然激痛が襲った。ひと月ほど経ち、いつまでも痛みを訴える私を見るに見かねて、妻が近所で評判の整体治療院に連れていってくれた。
先生のおはなし

お母さんが怖い

優子さんは高校生の時、母親を亡くした。月日は流れ、優子さんにも子どもが出来た。ある日、優子さんが私に尋ねた。「私は時折お母さんの夢を見るのですが、その後必ず、子どもがけがをするのです。お母さんの夢を見るのが怖い。先生はどう思われますか」と。
先生のおはなし

祈りの中の出来事だった

妻が妊娠した時、風疹感染が発覚。障害児が生まれるかもしれないと覚悟を決めた。赤ちゃんは無事に生まれたのだが、心臓に疾患が見つかり、すぐに大学病院に転院することになった。私は、なぜこんなことになるのかと、この状況を受け入れられずにいた。