先生のおはなし

摂食障害を乗り越えて

県外の大学に合格した娘は、一人暮らしを始めることになった。3年生になった頃、突然ダイエット宣言をし、徹底した自己管理で思い通りに痩せていった。すると、しばらく見ない間に、手足は細く、胸はろっこつが浮き出るくらいまでになっていたのだ…。
先生のおはなし

見つかってよかった

私は還暦を迎えた年、のどの奥に違和感があり診察を受けた。異常はなかったが、念のため内科での検査を勧められた。結果は、初期の胃がんだった。詳しい検査の結果、胃を全部取ることになったのだ…。
先生のおはなし

突然の病

私は朝、目が覚めると、両手、両足を動かしてみる。「動く、良かった、ありがとうございます」と、神様にお礼を言う。両手、両足が動くこと、食べることが出来るのが、当たり前のことではなくなったからだ。
先生のおはなし

伯母のお供え物

認知症の伯母の昼寝中に、急いで教会にお参りに行った。先生と話していると、後ろに気配を感じ、振り返ると、家にいるはずの伯母が立っていた。伯母は、トイレットペーパーを一巻き、大事そうに抱えていた。そして、「先生、これ、神様にお供えして下さい」と、先生に差し出した。
先生のおはなし

何でも結構

あるとき、「先生、この色紙に言葉を書いて下さい」と差し出された。ためらったが、その真剣なまなざしに押され、断れなかったのだ。
年頭放送

神人あいよかけよの道

早朝に明るく輝く明けの明星を見た。空一面の星空に見とれていると、ふと、"お星様に見守られている"という、不思議な思いが沸いてきた。
先生のおはなし

お父さん、がんばる

妻が二人の子どもを連れて出て行ってしまってから1年余りになる。「何でこんなことに」と、妻を責めることばかりが心に浮かぶ。それが最近になってようやく少し余裕を持って考えることができ、子どもたちが幸せであるためには、その母親である妻が幸せでなければならないのだと思えるようになった。
先生のおはなし

風船かずら

隣の庭の風船かずらは、実は昔、私の母があげた苗が育ったものだった。母が亡くなって12年が経つ。長い間大切に育ててくれていたんだ…、という嬉しい気持ちとありがたい思いがわき上がり、母の笑顔が浮かんできた。