先生のおはなし

突然の病

私は朝、目が覚めると、両手、両足を動かしてみる。「動く、良かった、ありがとうございます」と、神様にお礼を言う。両手、両足が動くこと、食べることが出来るのが、当たり前のことではなくなったからだ。
先生のおはなし

伯母のお供え物

認知症の伯母の昼寝中に、急いで教会にお参りに行った。先生と話していると、後ろに気配を感じ、振り返ると、家にいるはずの伯母が立っていた。伯母は、トイレットペーパーを一巻き、大事そうに抱えていた。そして、「先生、これ、神様にお供えして下さい」と、先生に差し出した。
先生のおはなし

何でも結構

あるとき、「先生、この色紙に言葉を書いて下さい」と差し出された。ためらったが、その真剣なまなざしに押され、断れなかったのだ。
年頭放送

神人あいよかけよの道

早朝に明るく輝く明けの明星を見た。空一面の星空に見とれていると、ふと、"お星様に見守られている"という、不思議な思いが沸いてきた。
先生のおはなし

お父さん、がんばる

妻が二人の子どもを連れて出て行ってしまってから1年余りになる。「何でこんなことに」と、妻を責めることばかりが心に浮かぶ。それが最近になってようやく少し余裕を持って考えることができ、子どもたちが幸せであるためには、その母親である妻が幸せでなければならないのだと思えるようになった。
先生のおはなし

風船かずら

隣の庭の風船かずらは、実は昔、私の母があげた苗が育ったものだった。母が亡くなって12年が経つ。長い間大切に育ててくれていたんだ…、という嬉しい気持ちとありがたい思いがわき上がり、母の笑顔が浮かんできた。
信者さんのおはなし

伊賀忍法丸太積み

浩子さんの夫は結婚10年目のある日、突然会社を退職し、家族を残し、奈良の山奥へログハウスづくりの修行に出た。2年後には会社を設立し、家族や数人の職人さんたちと一緒に生活出来るようになった。その当時、浩子さんは若いころから続けていた信心をやめていた時だったが、あるきっかけで、再び心が神様に向かうことになった。
信者さんのおはなし

母のような生き方を

高知県に住む堅田さんは72歳、教育研究所の所長をしている。金光教の信心をして、働き者で何事にも動じない母の生きる姿にあこがれ、自身も教会に参拝するようになる。22歳で中学校の教師となり、やがて不便な村の学校に赴任することとなるが、3年もすればまた戻れると思っていた。その日を心待ちにしていたが…