先生のおはなし

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大地震大津波に出遇って

私は石巻で、大地震大津波に出遇い、大自然の脅威と人間の力の限界を痛感した。津波が去った後のこの21世紀の世とは思えない惨状を目の前にし、絶望と不安に押し潰されそうになった。しかし、計り知れない神様のお働きと多くの方々の深いお祈りと厚いご支援を受け、希望と安心を取り戻し、一歩一歩着実に復興の歩みを進めている。
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元気をもらった気仙沼でのボランティア

東日本大震災から一ヶ月後、私はボランティアとして被災地に入った。その時、市内の様子が、ある角を曲がった途端に一変し言葉を失った。テレビの映像で見る印象と現実の光景は全く違ったのだ。私たちは、ただ掃除をする、物を提供するだけではなく、少しでも被災者の方々に寄り添った活動を心掛けようとしたのだった。
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4年に1度の記念日

車で近くの教会へ参拝しようとすると、父に、「雨も降ってるから地下鉄で参拝しなさい」と言われた。私は「車の方が乗り換えもないし楽だから」と、父の言葉を無視して車を走らせた。そして、10分も走った頃に事故は起こった。
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摂食障害を乗り越えて

県外の大学に合格した娘は、一人暮らしを始めることになった。3年生になった頃、突然ダイエット宣言をし、徹底した自己管理で思い通りに痩せていった。すると、しばらく見ない間に、手足は細く、胸はろっこつが浮き出るくらいまでになっていたのだ…。
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見つかってよかった

私は還暦を迎えた年、のどの奥に違和感があり診察を受けた。異常はなかったが、念のため内科での検査を勧められた。結果は、初期の胃がんだった。詳しい検査の結果、胃を全部取ることになったのだ…。
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突然の病

私は朝、目が覚めると、両手、両足を動かしてみる。「動く、良かった、ありがとうございます」と、神様にお礼を言う。両手、両足が動くこと、食べることが出来るのが、当たり前のことではなくなったからだ。
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伯母のお供え物

認知症の伯母の昼寝中に、急いで教会にお参りに行った。先生と話していると、後ろに気配を感じ、振り返ると、家にいるはずの伯母が立っていた。伯母は、トイレットペーパーを一巻き、大事そうに抱えていた。そして、「先生、これ、神様にお供えして下さい」と、先生に差し出した。
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何でも結構

あるとき、「先生、この色紙に言葉を書いて下さい」と差し出された。ためらったが、その真剣なまなざしに押され、断れなかったのだ。