シリーズ「あなたへの手紙」第3回「①中2の息子が学校へ行かない/②義母はすっこんでて!」


●あなたへの手紙
第3回「①中2の息子が学校へ行かない/②義母はすっこんでて!」

金光教放送センター


 おはようございます。福岡県金光教不知火しらぬひ教会の池本ひろ江いけもとひろえです。最初のお悩みは、3人のお子さんの子育てをしている40代のお父さんから。

 「中学2年生の息子が、夏休みを境に、学校へ行きたがらなくなった。いじめにあっているわけでもなさそうで、行きたくない理由を聞いても教えてくれない。どうしたら、また学校へ行く気になってくれるのか分からない」


 このようなお悩みです。

 お父さん素晴らしいですね。無理に行かせようとせず、息子さんの気持ちを大事にしようとされているのが伝わってきます。「いじめにあっているわけではなさそう」と言えるのも、子どもさんの様子を普段からよく見ておられるんですね。いじめではないのだとしたら、しばらくは見守る方向でいいのかなって思います。そこで提案したいのは「急がば回れ作戦」です。私の体験を少しお話しさせてください。
 うちの息子も中学2年の3学期、ほとんど学校に行きませんでした。理由を聞いても原因が分からない。私は金光教を信仰しているので、神様に「どうしたらいいでしょうか」とお願いしました。思い出したのが教祖様の教えです。「わが子の病気でも、かわいいかわいいと思うてうろたえるといけぬぞ。言うことを聞かぬ時に、ままよと思うてほっておくような気になって、信心してやれ。おかげが受けられる」。まさに、今の私だと思ったんです。息子が可愛くてしょうがないから、ちょっとした変化でも大騒ぎしていました。
 そこで、うろたえず待ってみることにしました。そして落ち着いて自分を振り返ってみたんです。その頃の私は、息子が心配なあまり、私が一番の理解者にならなきゃと、構いすぎていました。でも状態は悪くなるばかりで、どう接していいか分からず、腫れ物に触るような扱い方をしていました。全部一人で抱え込んでストレスになって、笑顔がなくなってる自分に気づいたんです。
 そういう自分を変えたいと思って、神様にお願いしながら、人に頼ったり、流れに任せてみました。どうしたら私が笑顔になれるか、心が和やかになれるか、そっちに集中したんです。すると、私の笑顔が増えたからか、いつの間にか、息子は学校に行くようになりました。息子の問題だから息子をどうにかしようと思っていたのですが、そうじゃなくて、一見遠回りのような「親である私自身のあり方の点検」をすることで、問題が解決したんです。
 子育てに真剣であればあるほど、子どもとの距離が近すぎて見えなくなっていることがあると思うので、少し距離を取ってみたり、お父さんご自身の心の点検をしてみてはどうでしょうか。
 休み明けの行き渋りは、悩んでおられる親御さんがたくさんいます。あなたの体験が誰かのヒントになるかもしれないので、ご報告お待ちしています!
  
 次は、30代女性、育休中のママのお悩みです。

 「子どもが生まれて6カ月になります。近くに住んでいる義母がしょっちゅうやってきて、子育てのことでアドバイスしてきます。義母は専業主婦で、3人の子どもを育てているので自信満々です。今、私は育休中で、そのうち、保育園に預けて復職する予定ですが、それにも反対のようです。昔と今では育児の常識が違いすぎるので正直、すっこんでてほしいです。穏便にすっこんでもらうには、どのように対応したらいいでしょうか」

 このようなお悩みです。

 義母の暴走ってなかなか止まらないですよね。私もすごく悩んだので共感しかないです。暴走義母は相当手強い。引っ込んでもらうのはかなり難しいと思うんですよね。かといって、一切関わりを持たないというのは、子どもからおばあちゃんを奪うことになるので、かわいそうだし、悩んでしまいますよね。
 でも、ちょっと視点を変えてみたら、それだけ子どものことを一生懸命考えてくれる存在がいるというのは、心強いこと。職場復帰も考えておられるなら、なおさら、上手にお付き合いすることをお勧めします。
 それに暴走する義母の存在が、夫婦の絆を強くしてくれたりするんです。私の体験をお話しさせてください。義母のおせっかいにイライラしていました。不満をためこんでは夫に爆発していました。それで、金光教の教師をしている母に相談すると、「神様にお願いしながら、素直な気持ちを旦那さんに伝えてみては」とアドバイスしてくれたんです。
 それまでは、なかなか自分の思いを夫に言えなくて、コミュニケーション不足で、ケンカになることが多かったんです。でも義母のおかげで、神様にお願いして、夫に思いを伝える練習ができて、夫も理解して寄り添ってくれるようになったので、夫ととても仲良くなれたんです。義母の暴走から守ってくれたり、かばってくれたりする夫が、三割増しで格好良く見えることもあって、ラブ度が増しました。それに夫と話をすることで、私の中に、義母に対しての決めつけや思い込みがあったことに気づけました。当たり前になって、感謝の心を見失っていたことにも気づけました。関わりたくないと思っていた気持ちから、お世話になりますという謙虚な気持ちに変わったんです。
 大事なのは一人で抱え込まないこと。旦那さんと話し合って、もめない伝え方などを決めるのもいいのかなと思います。例えば、頻繁に家に訪ねてくるとしたら、旦那さんがいる時だけにしてもらうとか。
 まずは、神様にお願いしながら、旦那さんと本音で話すことから始めてみてはどうでしょう? きっと一番の味方になってくれますよ。

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