シリーズ「あなたへの手紙」第1回「①金光様/②謝れない子」


●あなたへの手紙
第1回「①金光様/②謝れない子」

金光教放送センター


 おはようございます。大阪府のさかい市にあります金光教おおとり教会の工藤由岐子くどうゆきこです。
 香川県にお住まいの、祐介ゆうすけさんという17歳の受験生の方から、次のようなお便りを頂きました。

 金光教のラジオ放送を初めて聞きました。その中で「金光こんこう様」と言われていたのがちょっと気になりました。おそらく金光様という一番偉い人なのでしょうが、普段はどこにいて、何をしているんですか?


 このようなご質問です。祐介さん、お便りありがとうございます。
 金光様は金光教の教主で、岡山県の金光町にいらっしゃいます。毎朝、自宅から歩いて、神様をお祭りしてある場所に向かわれます。午前4時からお祈りをし、お結界という所に座っておられますので、初めてお参りする方でも、大人でも子どもでも、話を聴いてもらうことや教えを受けることも出来ます。一日も休むことなく続けられていますので、どなたでも、金光様に直接会うことが出来るんです。手続きなどいりません。
 祐介さんは受験生なんですね。私も、あなたと同じ受験生の時に、金光様にお願いをしたことがありました。不安でいっぱいでしたが、「どうぞ、合格出来ますように」とお願いをしますと、金光様からこのように言われました。
 「まずは元気に受験が出来ることじゃのう。その上で、実力が充分に発揮出来ますようにとお願いしましょう。合格・不合格はその次のことじゃなあ」
 私は、「おっしゃる通りだ」と思い、肩の力が抜けて受験の日を迎えられました。
 あの日から30年が経ち、受験生の子どもを持つ親となりましたが、今でも当時の金光様のお言葉が、心の中に刻まれています。
 金光教の教会は、海外を含めて1500あるんです。いつもそこには教会の先生がいて、金光様と同じように悩みの大きい小さいに関わらず、どんなことでも聴かせて頂いています。お供えの強制はありませんし、信仰の押しつけもないです。もし、良かったらお気軽に、お近くの教会を訪ねてみて下さい。それでは祐介さん、体に気を付けて、受験勉強がんばって下さいね。

次に紹介しますのは、兵庫県にお住まいの美由紀みゆきさんという30代の主婦の方からです。

 私には3歳になる男の子がいます。おしゃべりは2歳ぐらいからしていますが、これまで一度も、「ごめんなさい」と言ったことがありません。このまま謝れない子になったらどうしようと、心配しています。何かアドバイスがあればお願いします。


 このようなお悩みです。お便りありがとうございます。
 私にも娘がいるのですが、その子が幼い時、私も同じ経験をしました。お手紙を読ませて頂きながら、当時のことを思い出しました。お気持ち、よく分かります。小さいお子さんと毎日接していますと、戸惑うこともあって当然だと思います。良い子に育って欲しいという思いがあるからこそ、心配になるのが親心ではないでしょうか。多分、親にとっては、子どもがいくつになっても気に掛かる存在ではないかと思います。
 お手紙の中で、「謝れない子になったらどうしよう」と言われていますが、お子さんはまだ小さいですから、心配しなくても大丈夫ですよ。美由紀さんのお母さんとしての思いは、ちゃんと通じています。
 私の娘も小さい時には、「ごめんなさい」が、なかなか言えませんでした。例えば、コップを割った時もそうでした。私は、ケガをしていないか確認しながらも、「ごめんなさいは? ごめんなさいは?」と娘に言わせようと必死でした。しつけのつもりだったのですが、今思うと、「ごめんなさい」という言葉を押しつけていたのかもしれません。その時は、「強情な子だなあ」と思っていましたが、今となり気付くことがあります。娘を責めるよりも、「ケガはない? コップさんも使ってもらおうと思っていたのに、痛がっているかもなあ。可哀想やな。ごめんな」というように言ってあげれば、たとえ、「ごめんなさい」という言葉が出せなくても、自然と、「いけなかったなぁ」という気持ちが、子どもにも芽生えていたかもしれません。
 そういう私も、日々の生活の中で、素直に「ごめんなさい」の一言が、言えない時もあったように思います。声に出さないと相手に伝わりにくいので、言葉は大事だと思いますが、同じ言うなら、口先だけでなく心を込めたいものです。

 私の好きな、金光様の御歌みうたがあります。

 ちちははも 子供とともに生まれたり 育たねばならぬ 子もちちははも

 ちちははも 子供とともに生まれたり 育たねばならぬ 子もちちははも

 子どもを授かることによって、初めて親にならせて頂きます。子も親もスタートは同じ。子どもが3歳なら親も3歳、子どもが小学校に入学したら、親も小学1年生。
 私自身、未だに子どもから教えられることがたくさんあります。これからも、親子一緒に成長させて頂きたいと思います。
 美由紀さん、どうぞ先を楽しみに、子育てがんばって下さいね。また、何かありましたら、いつでも聞かせて下さい。

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