●シリーズ「あなたへの手紙」
第1回「①子どもと勉強する難しさ/②背が低い悩み」

金光教放送センター
おはようございます。東京恵比寿にあります金光教麻布教会の松本信吉です。
埼玉県にお住まいの40代主婦の方からのお尋ねです。
「私には、小学校4年生になる娘がいます。最近、毎晩台所で一緒に宿題や勉強をしていますが、気が付くと、「どうしてこれが分からないの!」と、叱ってばかりいます。すると娘は、「もういい!」と言って自分の部屋に戻ってしまいます。良くないとは思いますが、どうしても、ついイラッとしてしまうのです。どのように子どもと向き合えばいいものか、お聞きしたいのです」
こういうご質問です。
そうですか…。毎晩ご苦労様です。
実は、私も同じような経験があります。食べ物の好き嫌いの多い小学生の娘に、「何で食べないんだ」と叱っていました。叱っても好き嫌いが直るはずはなく、何の効果もありません。それが分かっていながら叱ってしまう私なのです。そして娘は、その度にふくれっ面をし、自分の部屋に閉じこもってふて寝してしまう。そんなことの繰り返しでした。
そんな時に、去年の夏、金光教が主催するキャンプに娘と参加したんです。娘とは別々のグループに分かれて、広いキャンプ場の中でテントの設営、料理や食事、キャンプファイアなどをして楽しく過ごしました。
後で聞いた話なんですが、娘のグループが食事をする時、娘はどうしても食べられないものがあって、残してしまったらしいんです。その残った料理を、大学生のリーダーが食べてくれたそうです。私は、それを聞いてそのリーダーに、お礼とおわびを言いました。すると、そのリーダーは、「私も小学生の時に参加したキャンプで、どうしても食べられないものがあって残してしまったことがありました。その時のリーダーが私が残したものを食べてくれた思い出があります。それはきっと、食べ物は神様から頂いた大切なものだということを、一生懸命に教えてくれたんだと思います。だから、自分が育ててもらった恩返しみたいなものです」。こういうふうに言ってくれたんです。
その言葉を聞いて、私は、10歳の娘の親としてのしつけの自覚を改めさせられると共に、娘にも、このリーダーのように育ってもらいたいと思いました。
そして、今まで上から目線で叱りつけていた私自身の姿勢を反省し、このリーダーのように娘と同じ目線で話をしないといけないなあと思ったんです。子どものためと思い、いろんなことを教えたいと思うのは誰しも同じです。でも、親は子どものことを思うあまり、ついつい自分の思いを一方的に押しつけてしまうこともあるんですよね。
金光教には、こういう歌があります。
「ちちははも子どもとともに生まれたりそだたねばならぬ子もちちははも」
これは、子どもが生まれたと同時にお父さん、お母さんも誕生し、その子が1歳になれば、親も1歳。10歳になれば、親も10歳。親子一緒に育っていかなければならないということです。良い子になってほしいと願う分だけ、良い親にならせて下さいという願いも強く持たなければなりませんね。これからもお互い、頑張りましょう。
次は、千葉県からのお尋ねです。
「僕は、20歳の大学生ですが、身長が165センチで、彼女もなかなか出来ません。インターネットで背が伸びると言われる食品を見付けて、色々試してみましたが、全く効果がありません。どうしたら背が伸びて、もてるようになりますか?」
今、あなたは背が低いことにコンプレックスを持っているようですが、背が高くないからもてないと決め付けることは、いかがなものでしょうか?
背が低くても魅力ある男性はたくさんいます。私はあなたよりも低い163センチですが、それを苦に思いません。
まず、あなたが、ご両親から健康な心と体を頂き、今日までお育て頂いていることに感謝の心を持ち、親孝行する気持ちを持つこと。そして、毎日頂く食事もありがたく頂く心を忘れないこと。
実は、私もかつて背が低いことにコンプレックスを持っていましたが、食事をありがたく頂くことを心掛けました。そうすると、勉強や趣味にも意欲が湧き、好きなことを色々吸収していけるようになりました。
好きなものが多くなると、自己紹介の時でも、「私はこれが好きです」と言えます。例えば、私の場合は、「趣味はカラオケ、スポーツは野球、お酒はビールが好きです」と自己紹介します。すると、どれか一つにでも興味がある人が話し掛けてきてくれて友達になれます。身長の高い低いにかかわらず、女性のみならず、多くの人と知り合いになり、人間関係も豊かになります。
少なくとも、人間の善しあしは身長では決まりません。20歳のあなたの人生はまだまだこれからです。そして、例え背が高くなくても、きっと魅力的な男性になれると思いますよ。
ぜひ、大きな夢を持って、頑張って下さい。
