●信心ライブ
「ブラボー! 命がつながった」

金光教放送センター
(ナレ)金光教の集会で行われた発表や講話などを録音で紹介する「信心ライブ」。
今日は、大阪市にある金光教島之内教会の森田弘武さんが、平成17年にされたお話を聞いて頂きます。
もうこれで自分は死んだと思うような目に遭って助かった時、人は何を感じ、そこからどう生きていくでしょうか。森田さんは、67歳の時、まさに九死に一生という体験をされました。
(森田)時は平成14年6月23日。信徒集会が、約300名の参加のもとに玉水教会の記念館で開催されました。会はプログラム通り順調に進行しましてね。無事に閉会を迎えることが出来ました。で、トイレに行きましたんですけど、めまいがしてきましてね。ふらー、ふらーと。「おかしいなあ」と。「もうこれは少しおかしいなあ。変だなあ」と思いながら、ホールの受付に並んでまして、そこにやっとたどり着きましたらね、腰掛けようとした途端に発作が起こったんですよ。
で、「早く救急車を!」言うて、そこにいた人が手配してくれたら、パッと救急車が来ましてね。病院に到着するや否や、心拍を抑える注射を何回も打ったそうです。そうしても効かんと。元に一向に戻らないと。で、最後の手段で、電気ショックをしますと。
ベッドの上で全身にベルトを縛られて、麻酔を打たれる。しばらくして、電気ショックをゴン、と。そのショックで、20センチぐらい、ピュッと体が上がるんですな。胸の上に何か雷がガッと落ちてきたみたいな感じやったですね。
麻酔のせいか、それほど痛みはございませんでした。で、まあそうやって麻酔が効いてきて、集中治療室で寝入ってしもうたわけですね。その後、スーッと眠りました。
で、朝、目を無事に覚まさせてもらったんですが、まあ私、本当にね、朝をこんなすがすがしい素晴らしい朝を、今まであんまり記憶ないんですな。それがですね、パッと目が覚めたら、本当に明るうてね。本当に気持ちのいい目覚めだったんです。
「やったー。命がつながれた。私は生かされた。ブラボー!」。言うて自分でね、ベッドの上で、こうやってましたんや。その時、自然と左右からね、涙が出てきたんです。
この不整脈。これの病気の原因とかね、そんなんはいまだ完全に分かっていないそうです。で、ICDといいましてね。植え込み型除細動器を着装しはったんです。発作起こして失神する前に、これがバッと動いて元へ戻してくれると。今は素晴らしいですな、医学というのは。本当に、日進月歩というんですかね。その機械を入れなさいと。こういう具合に、色々主治医にご指図されたのも、僕は神様やと思いますから、一切反対しないんです。
その後、面会出来るようになりまして、教会長が見舞いに来てくれました。「世の中の出来事は、全ておかげの中の出来事ですから、しっかりと心に受け止めさせて頂いて下さい」と、こういうみ教えを教会長から頂いたんですね。
その上、信徒集会で関わりを頂いた玉水教会の親先生、日本橋筋教会の教会長先生、田原本教会の先生方が、夜を徹してご祈念して頂いたとお話し下さった。「森田はん、あんた幸せやで。あんたのために夜を徹してやってくれはった」と。そんなん知りませんでしたんです、私。うちの教会長は当然してくれますわな。そやけど、こういうよそのお教会の先生方が夜を徹してやってくれた。僕はお礼参りに行ったけど、こっから先も言わはれしまへんで。「良かった、良かった。森田さん、良かった。森田はん、良かった」ばかりね。
ここの信徒とか、信徒総代なんかとも交流があるもんですから、こういうことを聞かされましてね。「常平生から祈られており、そのお祈りの中で、このように神様のお働きが頂けた。何で九死に一生を森田はんに神様は与えてくれはったんやろうか」。
何で生かしてくれはったんかなあ。神様の思いは、どこにあるんやろう。何をすれば神様に喜んでもらえるんかと。
まず私は、信心の基本姿勢である。参る、聞く、行う。これを絶対励行したい。一つにはそないに思っています。もう一つには、一日一善でもいいから、人様を助け、人様に喜んでもらう。お役に立たせて頂けたらなあ、と願っております。
(ナレ)森田さんは、教会長の教えを受け止めて、祈られて生きている自分であることを、強く感じました。以来、人のお役に立つこと、喜んでもらえることを、少しでもさせてもらおうと心掛けてこられました。やがて、金光教の教師となり、毎日、人の助かりを神様に祈っています。
