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みたま様について

金光教では亡くなられた方のことや、その魂のことを「みたま様」や「霊神(れいじん)様」とお呼びし、大切にしています。

死生観やみたま様に関することは、全国の教会、信奉者によってさまざまな捉え方もありますが、ここでは、教祖様の教えを基に代表的な考え方をご紹介します。

目次

金光教の死生観

死は、誰にも恐れられ、嫌われます。それは、死が生を終息させるという不安、死後は何もなくなってしまうのではないかという不安が、つきまとうからです。

教祖様は、生きること、死ぬことについて、
「死ぬ用意をするな。生きる用意をせよ」
「この世に生きてはたらいている間に、日々安心して正しい道さえ踏んでいれば、死んだ後のことは心配をしなくてもよい」

と教えてくださっています。

それは、生に目を向けさせることによって、死から目をそむけさせようとするものではありません。

「死ぬというのは、みな神のもとへ帰るのである。魂(みたま)は生き通しであるが、体は死ぬ。体は地から生じて、もとの地に帰るが、魂は天から授けられて、また天へ帰るのである。死ぬというのは、魂と体とが分かれることである」
との教えがあります。

姿、体はなくなっても、みたま様として存在し続け、人を助けるはたらきが生まれてくるのです。

このように、死後には、生前とは別の、みたま様としてのはたらきがあることに、死生の安心を見ています。

また、人の死も、生まれること、生きることと同じく、天地の間で起き、神様のお働きの中で起きることであり、
「生きている間も死んだ後も天と地はわが住みかである」
と教えてくださっています。死後、まったく別次元の世界に行くということではありません。

みたまを大切に

教祖様は、
御霊(みたま)の祭りは大切にせよ」
「木のもとへ肥料をやれば、枝振りまで栄える。先祖や親を大切にすれば繁盛させてくださる」
と、みたま様を大切にすることを教えられました。

これは、親や先祖を「木のもと」に、子孫を「枝葉」に表しています。神様から頂いたいのちは、先祖から自分に、そして子孫にと受け継がれていきます。

先祖をまつる、先祖を大切にすることは、自分を大切にすることであり、子孫をも大切にすることでもあります。親や先祖のみたま様が助かることで、それにつながる自分もが助かることになるのです。

そして、みたま様は、いつも神様と共に私たちを見守り、導いてくださっています。みたま様の立ち行きを神様に願うことによって、みたま様も私達を守り導くはたらきが増します。

金光教本部や各地の教会の多くは、春と秋に霊祭(れいさい)をお仕えし、歴代の教主や、縁ある霊神(れいじん)様の遺徳を称え、立ち行きを願うと共に、私達を守り導いてくださるように願います。

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